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2022 01 Apr

「ミー」と「ケイスケヨシダ」が作品発表 シブヤ・ハラジュク・ファッションフェスティバルの一環として


「アキ マスダ(aki masuda)」/増田愛樹

 シブヤ・ハラジュク・ファッションフェスティバル(SHIBUYA HARAJUKU FASHION FESTIVAL)会期中の2022年3月31日、ファッションスクール「ミー(me)」が2022秋冬コレクションショー“未来来来SHOW”を東京・表参道Barbizon7で発表した。発表後には、同スクールの講師も手掛けているデザイナー、吉田圭佑による「ケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」のインスタレーションも展示された。


 12年前から年に2回、東京のファッションウィーク期間中に開催してきたシブヤ・ハラジュク・ファッションフェスティバルだが、今回は2020年にローンチした東京クリエイティブサロン(TOKYO CREATIVE SALON)に参画。原宿エリアでは“RE: MIND”をテーマに掲げ、渋谷区のファッション・カルチャー活性化のため、デザイナーズブランドによるインスタレーションや、受注会、余剰在庫やB級品を集めたファミリーセール、渋谷区立北谷公園での業界人によるフリーマーケットなどを開催した。


「アサヒ ムラカミ(Asahi Murakami)」/村上旭飛


「サット(SAT)」/佐藤仁美・TWEA

 「ミー」のコレクション発表は、「アキ マスダ(aki masuda)」/増田愛樹、「アサヒ ムラカミ(Asahi Murakami)」/村上旭飛、「アンス・ドッツローヴナー(Ans Dotsloevner)」/百瀬華乃(五十音順、敬称略)など、計12ブランドが参加した。ファッションスクール「ミー(me)」の講師であり今回のショーを監修した吉田デザイナーが、今回の発表について「彼らは一人前のデザイナーだと思っている。最初の頃は、デザイナー自身の世界観をどう見せるかという部分がすごく困難だと思っていて、今日はより広がりのある場所としてショーを開催させてもらった」と語った。

 

「ケイスケヨシダ」インスタレーション

 

 一方の「ケイスケヨシダ」は、4月末の発表を予定している2022秋冬コレクションに先駆け、制作にまつわる“イメージ”をインスタレーション形式で表現。会場地下2階ではショートムービーの投影、中間のフロアでは静止画のスライド投影、そして地下3階ではコレクションピースとともにムービーを映し出した。これらの作品は、2022春夏コレクションがオンライン発表となったため「精神的な閉塞感を抱えていた」という吉田デザイナーが、映画監督の阿部はりかに依頼したもので、監督自身にとっても前回作から4年ぶりの作品制作だったという。


 なお、同インスタレーションは「これまでファンの方からショーや展示会を見たいという声をいただいていたので、1時間半の間でいろいろな方に見てもらいたいと思った」という吉田デザイナーの意向もあり、入場自由での開催となった。

 

■「ミー」2022秋冬コレクション 発表ブランド
「アキ マスダ(aki masuda)」/増田愛樹、「アサヒ ムラカミ(Asahi Murakami)」/村上旭飛、「アンス・ドッツローヴナー(Ans Dotsloevner)」/百瀬華乃、「エマリー(emary)」/田中エミ、「エンティティ フィールズ(entity fields™)」/田畑大地、「ハルホ タマキ(HARUHO TAMAKI)」/玉木遥帆、「イツカ(itsuca)」/飯塚文音、「イズモ(IZUMO)」/イズモユウコ、「ケントスズキ(KENTOSUZUKI)」/鈴木絢士、「サット(SAT)」/佐藤仁美・TWEA、「S.F すこしふしぎ(S.F sukoshifushigi)」/ファンタジスタさくらだ、「ショー ムラタ(SHO MURATA)」/村田壮、「シートウアン(SITHUAUNG)」/SiThuAung(ライアン)、「しょかにゅるりと(syokanyururito)」/三橋亜季、「ヤスカワ(yasukawa)」/安川貴信、「ツーボーイ(2boy)」/坪井三永子(五十音順、敬称略)


東京クリエイティブサロン2022 公式サイト


シブヤ・ハラジュク・ファッションフェスティバル 公式サイト


「ミー」公式サイト


「ケイスケヨシダ」公式サイト


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