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2020 24 Oct

「ラフ シモンズ」2021春夏コレクションをオンラインで発表 初のウィメンズコレクションもお披露目

 「ラフ シモンズ」(RAF SIMONS)が、2020年10月23日午後9時(日本時間)にムービーで2021春夏メンズ、そしてブランド初のウィメンズコレクションコレクションを発表した。テーマは「Teenage Dreams」。

 

 過去に「ディオール(DIOR)」や「ジル サンダー(JIL SANDER)」ではウィメンズを手掛けており、先月発表したミウッチャ・プラダと共同で手掛けた「プラダ(PRADA)」のファーストコレクションでは賞賛を浴びたラフ・シモンズの、自身のブランドとしては初のウィメンズコレクション発表に注目が集まっていた。

 

 ムービーは、怪しげな森の中にモデルたちが洞窟から這い出してくる不気味な演出。暗くなった森の中でモデルたちは徘徊したり寝そべったり、非現実的な世界観で展開していく。コレクションは、ベルボトムやサイケデリックパターンで70年代のムードを醸し出しつつ光沢素材のポイント使いでどこか未来的にも見える。

 メンズは大胆なベルボトムにシャープなカッティングのシルエットが特徴的なジレや巻きスカートのようなアイテムが印象的。ウィメンズではメンズと同じベルボトムに加えて、テーパードシルエットのスカートやドレス、また体のラインに沿うスリムなロングドレスなどが登場した。そこに合わせるのは、メンズでも見られたスリーブの長さを強調した、サイケデリックパターンのシャツや大きなマント。ゆったりとしたボリュームニットや、対照的にピッタリと体に沿うタートルネックシャツは、ユニセックスのアイテムのようだ。

 

 メンズ、ウィメンズのアイテム・要素が絶妙に混ざり合い、互いに影響し合ってエレガントで、ジェンダーレスなコレクションを紡ぎ上げていた。今シーズンのキーカラーはレッド、パープル、イエローで、ブラック&ホワイトのモードなラインナップに彩りを添えた。

 

 2020秋冬ではシューズの新ライン「ランナー(RUNNER)」を、今シーズンはウィメンズを立ち上げ、絶対的な地位を確立しながらも常に進化し続ける「ラフ シモンズ」から目が離せない。

 

「ラフ シモンズ」2021春夏コレクション