「アレキサンダー・マックイーン」が旗艦店を表参道にオープン

アパレルウェブ　メゾンニュース

2020 20 Aug

　「アレキサンダー・マックイーン（Alexander McQueen）」は、2020年9月4日（金）、東京・表参道に旗艦店をオープンする。クリエイティブディレクターのサラ・バートンと建築家のスミルハン・ラディックのコラボレーションによってデザインした国内では初となる新コンセプトの旗艦店だ。

　独特な世界が広がる店内にはウィメンズとメンズのウェアやアクセサリーが揃い、「アレキサンダー・マックイーン」のルックを纏ったマネキンがランウェイコレクションのストーリーを表現。訪れた人々がブランドの世界観を堪能できる内装になっていて、商品をあらゆる角度から眺められるようにディスプレイしている。

　床や壁などには、オークやウォールナットといった様々なトーンの木材をメインに使用した。これは「アレキサンダー・マックイーン」が大切にする自然への敬意を尊重したものだ。木材は空間に合わせて複雑な加工を施し、継ぎ目がほとんど目立たないように組み込んだ。

　「アレキサンダー・マックイーン」が持つ伝統的なクラフツマンシップの技術は、革新的で幻想的なデザインに結びついている。コットンをベースとした新しいクラッディング（被覆材）–「cotton-crete」–は、この空間のために開発。ガラスの円柱のフィッティングルームは光の反射を生み出し、フロアとの一体感をもたらしている。

　また、彫刻のような天然石と磨かれたオニキスを、細部に至るまで拘りをもって配置しており、それにより物語性を豊かにし、店内に足を踏み入れた人々をブランドの世界へと導いている。

　自然体と洗練、コンテンポラリーと伝統といった要素を併せもつ、「アレキサンダー・マックイーン」の精神が至るところで感じられる店舗だ。