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2022 06 Feb

「ケイト・スペード ニューヨーク」が女性のエンパワーメントのためにメンタルヘルスに焦点を当てたソーシャルインパクト・カウンシルを創設

 

 「ケイト・スペード ニューヨーク(Kate spade new york)」が、女性のエンパワーメントのためにメンタルヘルスに焦点を当てたソーシャルインパクト・カウンシルを創設。同カウンシル創設は「世界中の女性たちの状況改善に向けて、ブランドのプラットフォームと資源を活用する」というブランドのコミットメントの一環としている。メンバーには、女優でボリス・ローレンス・ヘンソン財団の創設者のタラジ・P・ヘンソンや娘のレディ・ガガと共同で創設したボーン・ディス・ウェイ財団の理事長シンシア・ジャマノッタらが名を連ねる。

 今後は「ケイト・スペード ニューヨーク」と共に、メンタルヘルスの不調への対処強化から、各種資源へのアクセスの提供、そして世界中の女性や女の子のエンパワーメントにおいてメンタルヘルスが果たす極めて重要な役割へもっと注意を向けさせる努力をしていくという。同カウンシルは、ブランドとパートナーシップを組み、メンタルヘルスとエンパワーメントのための各種手段を直接利用できる機会を 2025 年までに 10 万人の女性に届けるという目標達成に臨む。

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 また、「ケイト・スペード ニューヨーク」は、ルワンダで取り組んでいる on purpose というプロジェクトを通じ、2014 年から女性のエンパワーメントに資金を供給してきた。地元のハンドバッグ製造施設であるアバヒズィ・ルワンダ(Abahizi Rwanda)と共同で開発した同プロジェクトでは、アバヒズィ・ルワンダおよびコミュニティー全体の女性と女の子を対象とするメンタルヘルスに関するプログラムを開発し提供している。

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 ブランドのクリエイティブの創設者であるケイト・ブロスナン・スペードが2018年に自ら命を絶ったことで、命に関わるサポートとメンタルヘルスに関する資源をブランドが女性たちに提供することの重要性が改めて浮き彫りに。進行中であったソーシャルインパクトの取り組みの歩みを拡大し、その中心にメンタルヘルスを据えたのだ。

 今後は、ブランドのプラットフォームを活用しながら、メンタルヘルスに関する認知を広げるための環境づくりに注力。「ケイト・スペード ニューヨーク」はケイト・スペード財団と共に、ブランドの世界中のコミュニティーに属する女性たちのメンタルヘルスとエンパワーメントを改善に向けたケアやコミュニティーの資源へのアクセスを提供するために、年間で200万ドル余りを寄付する方針だ。

 なお、既存のソーシャルインパクトの取り組みや非営利組織のパートナーに関する詳しい情報を、「ケイト・スペードニューヨーク」の公式サイト上にsocial impactページとして3月上旬の立ち上げを予定している。


■カウンシルメンバー


タラジ・P・ヘンソン(Taraji P. Henson):女優、映画監督、ボリス・ローレンス・ヘンソン財団の創設者


シンシア・ジャマノッタ(Cynthia Germanotta):ボーン・ディス・ウェイ財団の理事長兼共同創設者


ジャズ・ソーントン(Jazz Thornton):ニュージーランドに拠点を置くメンタルヘルスの提唱者、ボイシズ・オブ・ホープの共同創設者


レイサム・トーマス(Latham Thomas):ママグロウ(Mama Glow)の創業者でありママグロウ財団の共同創設者


エリシャ・ロンドン(Elisha London):プロスピラグローバル(Prospira Global)の創業者兼 CEO、ユナイテッド・フォー・グローバル・メンタル・ヘルスの創設者


キャサリン・ティンズリー(Catherine Tinsley)ジョージタウン大学 ラフィーニ・ファミリー経営学 教授


ノレッテ・トゥリムシ(Norette Turimuci):レゾネイト(Resonate)の事務局長

「ケイト・スペード ニューヨーク」公式サイト