「132 5. イッセイミヤケ」が2021秋冬コレクションを発表　今シーズンは「包む」に着目

アパレルウェブ　メゾンニュース

2021 01 Jul

　「132 5. イッセイミヤケ（132 5. ISSEY MIYAKE）」が、2021秋冬コレクションを発表した。「132 5. イッセイミヤケ」は、三宅一生がReality Lab.（リアリティ・ラボ）チームとともに2010年よりスタートしたブランドだ。ブランド名の「132 5.」には、一枚の布（1次元）から立体造形（3次元）が生まれ、折りたたむと平面（2次元）になり、身にまとうことで時間や次元を超えた存在（5次元）になるようにとの思いが込められている。

　今シーズンは「包む」に着目し、身体を包み込む服のかたちと着心地を追究した。平面からできた立体的な造形の面白さと広げる時の驚き、柔らかな生地から生まれる有機的なフォルムなど、「くるむ」や「つつむ」という所作から見いだした、シンプルでありながら日々の生活に寄りそうアイテムをラインナップした。

　コットンの厚地素材とポリエステルの薄地素材を組み合わせ、包みを広げていく時のわくわく感を表現した「UNFOLD COCOON」。包みが解かれていく度に様々なシルエットが現れる。

　日本の文化的な「風呂敷」包みからものづくりが始まったデザインの「FUROSHIKI」。生地をたっぷり使ったおおらかなシルエットが特徴で、生地端を結ぶことでさまざまなシルエットを作り出す。同素材で再生ポリエステルの軽やかな生地を使った「FLAT BOTTOMS」のパンツは、しわになりにくいすっきりとしたシルエットが特徴。左右のバックルでウエストの調節が可能なため、洗練された印象が生まれるという。ショート丈とフルレングスをラインナップする。

　なお、「132 5. イッセイミヤケ」を率いる「イッセイミヤケ」は現在国立新美術館で開催中のファッションインジャパンにも映像作品で参加している。

■「UNFOLD COCOON」イメージムービー