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「まとふ」8年間のコレクション集大成となる「日本の眼展」を開催
(写真)登壇した堀畑裕之・関口真希子デザイナー
「日本の眼」というタイトルのもと、8年間で17章のコレクションを発表してきた「まとふ(matohu)」。今回、この「日本の眼」コレクションの集大成となる「matohu 日本の眼展」を、1月8日(水)から東京・青山のスパイラルガーデンで開催する。
「まとふ」は、日本古来の美意識に目を向け、それを現代的なデザインに融合させ「日本の眼」コレクションを紡ぎあげてきた。今回の展覧会では、さまざまな日本の美意識を「日本庭園」に見立てたアートインスタレーションと、それを具現化した服を組み合わせて表現している。
オープン前日の2020年1月7日(火)には、オープニングレセプションが開催され、デザイナーの堀畑裕之と関口真希子も訪れた。堀畑氏は、「この展覧会の中には16個のテーマが散りばめられています。それは全て私たちが考え出したものではなく、日本人が歴史の中で培ってきたものです。そういう古来からの美意識をコンテンポラリーな形で紹介したいという思いでインスタレーションを作り上げました。例えば”粋”という形のないものを形で表現するのは難しかったのですが、”粋”というのは竹を割ったようにさっぱりとしていて、また人の世の表も裏も知り抜いて、人生の”節目”を大切にし、いつまでも”青い”志を忘れない、ということだと思い、青竹で象徴しました。ひとつひとつのインスタレーションにそれぞれの面白みがあるので、ぜひ何度でも足を運んでいただいて楽しんでもらいたいです」と語った。また、関口氏は、「昼間の明るさと、夜の仄暗い時で会場の雰囲気が変わるので、インスタレーションのいろいろな表情を見てもらえたら」と、展示のこだわりを語った。
会場では、希少な歴代長着のアーカイブスや復刻長着、和綴手製本『日本の眼』(250部限定)といった展覧会限定販売のアイテムに加え、”日々の果子”を提案する和菓子店「HIGASHIYA」とのコラボレーション和菓子も販売する。また、「まとふ」デザイナーの堀畑裕之と関口真希子によるトークショーやギャラリーツアーなど、会期中には様々なイベントが予定されている。
■「matohu 日本の眼展」
期間:1月8日(水)~22日(水)
会場:スパイラルガーデン
住所:東京都港区南青山5-6-23
時間:11:00~20:00
入場無料