繊維ニュース 編集部ブログ

2023 17 Mar

実践的な学習

 【大阪本社】年度末が近づくと服飾系専門学校が主催する作品展への招待が増える。卒業展だけでなく、各年次の集大成を見せるものもあり、大阪文化服装学院(大阪市淀川区)が阪急百貨店内に設けた期間限定店もその一つ。各学科の2年次の学生による作品販売が中心で、当紙でなじみのある各産地の生地が効果的に用いられた製品も並ぶ。同校によるとデザイン系の学科も2年次以降は企業を相手にした生地調達や加工依頼など、より実践的なモノ作りを学ぶ。学生によるセレクトショップも運営され、「見初めたブランドが既に阪急百貨店で取り扱われており、買い付けを断念したケースもあった」との苦労話にも“実践”を感じた。(酒)