繊維ニュース 編集部ブログ

2023 29 Sep

生地も変わる

 【大阪本社】道路工事や建築現場などで着られる作業服に必要な生地の物性が大きく変わっている――。複数の生地メーカーからこんな話を良く聞くようになった。今の現場は“ハード”な仕事が減り、“ソフト”な作業が多いからだそう。かつて作業服地は強度の高さ色など物性面の均質性、画一性が求められた。だが今では、作業服はオシャレであることも欠かせない。丈夫である以上に動きやすく、着心地が楽なことも重視され、ポロシャツのようなニット素材が採用されるケースも多い。企業や現場ごとに多様化が進む。カッコよく、働きやすい作業服が求められており、生地のニーズにも表れているようだ。  (学)