繊維ニュース 編集部ブログ
2025
28
Aug
本との出会い
【東京本社】「なぜ日本製の服は着心地がいいのか」(リサ著、彩図社)。東京都内の蔦屋書店で、平積みにされていたこの本を手に取った。アートやファッション関連の書籍が充実している蔦屋書店。他の書店では恐らくひっそりと書棚に置かれていて、出会わなかったかもしれない。著者はアパレル商社に勤めるデザイナー兼パタンナー。「日本製の高品質な服には、言葉にできないぐらいのたくさんの技術が詰まっています」と指摘し、その一端を本書で解き明かしている。シャツやアウター、フォーマル服などアイテムごとに日本製のパターンや縫製技術の優れた点を解説。パンツの章では日本製デニムに多くのページを割いている。日本の服作りの奥深さに迫る一冊だ。(活)