繊維ニュース 編集部ブログ

2023 25 Aug

浅草橋のTシャツイベント

 【東京本社】東京都台東区浅草橋は、今も東京を代表する問屋街であり、手芸用品や人形を扱う店舗が多く残っていて、モノ作り文化の風情が漂う。かつては、この街の名前を冠したテレビ番組がファッションやサブカルチャ―情報を発信していたため、若者文化が根付いた印象も抱く。今夏は、そのイメージを体現したようなイベントが開かれた。地元企業が、同じ浅草橋で営業する他社に呼び掛け、各社が持ち寄ったオリジナルTシャツを展示し、客に投票してもらう「ハンソデ総選挙」を実施した。これに、取材先縫製品OEM、ユニファーストも参加し、地元の盛り上げに一役買っていた。古き良き問屋街の風情と若者文化のマッチングは、地域活性化の新しい手法になり得るかもしれない。(強)