繊維ニュース 編集部ブログ

2019 10 Apr

日本製デニムでユニフォームを作ろう

 【中国・四国支社】ワークウエア製造卸の弘文(広島県福山市)は、日本製デニムを使ったユニフォーム供給を本格化している。小ロットでの要望に対応し、日本製デニムに特化したユニフォームの企画を強化し「他社がやりたがらない細かいニーズを拾う」ことで事業を軌道に乗せつつある。

 福山市内の篠原テキスタイルや山陽染工などデニムを得意とする織布メーカーと染工場の生地を活用しながら縫製も国内で対応。地産地消のような形で提案し、ユニフォームだけでなくバッグやスカーフ、ランチョンマットといった雑貨にも対応する。昨年、小ロットでの対応ができるように最新のCAD/CAMを導入し、業務の効率化も進めている。

 写真のエプロンは飲食店に供給しているエプロンで、12オンスのデニムを使い、肩紐を外してもおしゃれに着こなせるほか、絶妙な色落ち感で好評だという。

 今年からホームページを刷新し、日本製デニムを使ったユニフォーム供給を全面的にアピール。既に実績もでき始め、機業や染工場との連携でこれまでにない販路が広がってきた。取引先のユニフォーム販売代理店の一部にも「関心が高い」ことから新たな連携も模索する。(佑)