繊維ニュース 編集部ブログ

2025 18 Jul

ウール断熱材に注目

 【大阪本社】猛暑で、エアコンをつけず室内で過ごすことが難しくなっている。冷房の効果を高めるために、家の内と外を遮断する断熱性が一段と重要になっている。これまでは断熱材が入っていなくても建築確認申請の許可が下りたが、4月の省エネ法の改正で「断熱等級4」適合が義務付けられた。断熱材にはウール使い(写真、建築・建材展大阪2025)もあり、最高レベルの7級に対応できる高性能タイプもある。調湿性にも優れてカビや木の腐れを防いで住まいを長持ちさせる。普及するグラスウールと比べて価格は上がるが、こだわりを持つ建築士や工務店で、活躍の場が広がっている。(長)