繊維ニュース 編集部ブログ
2022
01
Jul
デザイン哲学
【東京本社】東京・原宿に今日1日オープンするゴールドウインの直営新店舗「ザ・ノース・フェイス スフィア」。ひときわ目を引くのが地下からの吹き抜けにつられる球体のウインドーディスプレーだ。球体の右側に写るのが明治通りに当たる。商業地区の一等地に建つ6階建ての店舗ビルでありながら、視認性の高い1階部分をあえて売り場としないところに強いこだわりを感じた。広報担当者に聞いたところ、これはブランドのデザイン哲学を象徴する「テンセグリティ球体」と呼ばれるものらしい。直径1・2㍍、重さ7・7㌔、90本のアルミ棒を組み合わせて作った。網目状の引っ張り部と、圧縮部分の相互作用によって整合性を保つ構造で、テントデザインにも応用されていると言う。(日)