繊維ニュース 編集部ブログ
2023
19
Jun
い草刈り入れ始まる
【上海支局】い草の一大産地、寧波海曙区(浙江省)で刈り入れが始まった。い草の鮮度を保つため、作業は早朝に行われる。早いところは2時ごろから始める。機械化は進んでおらず、全て手作業。江西省や貴州省からの出稼ぎ労働者が、大汗をかきながら一心不乱に鎌をふるっている。ほとんどが50代とみられる中高年だ。刈り取られたい草はそのままトラックで近くの工場に運ばれ、すぐに泥染めした後、乾燥される。この産業も人手不足や都市化、環境規制に悩む。「10年先はどうなっているか分からない」と関係者はこぼす。(祐)