繊維ニュース 編集部ブログ
2025
15
Jul
日本らしさを売る
【東京本社】新型コロナウイルス禍明けから浴衣販売が好調な三越伊勢丹の三越日本橋本店(東京都中央区)。訪日観光客にも好評だ。帰国に間に合わず断念するが、反物からあつらえたい需要も高いそう。ポリエステル製より綿やシルク、今どきの柄より古典的な和柄に関心が高く、帯の結び方や半襟使いなど着方も本物志向の人が増えていると言う。ただ、帰国後一人で着付けは難しいので、写真のようにふわふわしたへこ帯や、ガウン風に羽織れるタイプを購入。土産にも人気だ。陰りが見られるインバウンド。円安頼みより、日本独特の提案を磨く方がいいかもしれない。(直)