繊維ニュース 編集部ブログ

2024 22 Oct

復興のシンボル

 【中国・四国支社】先日、岡山県倉敷市真備町のかさ上げした高台に今夏完成した「まびふれあい公園」に立ち寄った。同町では2018年の西日本豪雨災害で河川の氾濫が起き、大きな被害が出た。同公園は、平常時と災害時の両方で活用でき、地域の発展にもつながる公園として整備された。面積は約45千平方㍍。建物は、平常時は防災研修や展示などが行えるスペースとして利用され、災害時には避難場所となるほか、防災備蓄倉庫も備える。同町がたけのこの産地であることから、竹が装飾として使われており、形状とともに印象的な建物に仕上がっている。ちなみに設計は建築家の隈研吾氏だ。約400台の車が避難可能で、ヘリポートとしても利用できる。復興のシンボルとして、災害を後世へ伝えていく場所となりそうだ。(秋)