繊維ニュース 編集部ブログ

2023 11 Oct

舞踊家、博士、起業家

大阪本社】京都大学防災研究所アートイノベーション産学共同研究部門の土佐尚子特定教授と、セイコーエプソンによるアートとデジタル捺染を融合させる共同研究の成果が9月のニューヨークファッションウイークで招待展示された。作品同様に注目を集めたのが、メイン作品のモデルを務めた日本舞踊家の宇津木安来さん。宗家藤間流の名取だったが、東京芸術大学大学院で日本舞踊をテーマに博士号を取得し、現在は個人舞踊家として活動している。アーティストのデータベースプラットフォーム構築に取り組むアートチューンズ(東京都港区)を立ち上げた起業家でもある。伝統、アート、テクノロジーの融合はこんなところでも進行中。(宇)