繊維ニュース 編集部ブログ

2018 13 Sep

電気

 【東京本社】台風21号は近畿地方を中心に大きな被害をもたらした。筆者は単身赴任で東京在住。しかし、自宅は大阪にあり、台風時には家族からLINEで、そのすさまじい状況報告が入った。当初「隣の家のベランダの屋根が飛んだ」「向かいの家の庭の柵が飛んだ」など、自宅から見ての報告が来ていたのだが、風が緩んだ夕方ごろ、自宅の瓦が飛んでいたとの報告が。

 予想はしていたが……。ご近所の家に被害があれば、自宅も無事では済むまい。台風の2日後の夜、大阪の自宅に戻ってみるとまだ停電が続いていた。蒸し暑さが続く中、空調はストップ。部屋も真っ暗で風呂も沸かない。とりあえず水のシャワーで汗を流す。懐中電灯とローソクだけの生活は、当たり前だが不便極まりない。外から自動車のエンジン音が聞こえる。スマートフォンの充電や、車中のクーラーで暑さをしのぐためである。改めて電気のありがたさを思い知った次第だ。

 ここ数年、集中豪雨や台風などの被害はますます大きくなっているような気がする。地球温暖化の影響なのか何なのか。あまり想像したくはないが、異常気象はもしかしたら異常ではなく、通常になってしまったのではなかろうか。(東)