繊維ニュース 編集部ブログ

2021 29 Nov

中国Z世代デザイナーが活躍

 【上海支局】中国で若手デザイナーの活躍が目立つ。Z世代といわれる1995年以降生まれの世代も、頭角を現し始めた。彼らの多くは、英セントラル・セント・マーチンズなど、欧米の著名ファッションスクールを卒業後、帰国し、自身のブランドを立ち上げた。この “帰国ラッシュ”は近年、2回あった。1回目は2015年前後。高度経済成長→北京五輪→留学熱の高まりで10年前後に留学した層で、今を時めく「MASHAMA」や「リーフ・シャー」がこれに当たる。次が新型コロナウイルス禍の発生で、帰国を余儀なくされた20年。こちらはZ世代で、この2回の帰国ラッシュと軌を一にして、若い消費者が地場デザイナーブランドを支持するようになった。デザイナーの活躍の場が広がっている。(祐)