繊維ニュース 編集部ブログ

2019 19 Dec

イエソーダ

 

 【東京本社】打ち合わせや営業で企業を訪問した際、茶を出されることは多いと思うが、飲むタイミングで迷う時はないだろうか。特に商談相手に会う前に出された場合。個人的には、熱い茶のときはすぐに飲むようにしている。入れてくれた人のことを考えると熱いうちに飲むのが礼儀に感じるので。

 茶ではないが、水着メーカー、Aiの展示会に取材に行った時、同社が顧客用に用意していた飲料を頂いた。沖縄県伊江村の伊江島物産センターが販売する「イエソーダ」。同島断崖絶壁の波打ち際「湧出(わじー)」に湧き出る水を使用し、黒糖で作った「ブラックコーラ」、塩入の「グリーンマース」などの種類がある。なかなかおいしい。

 イエソーダは「言えそうだ」という駄じゃれから開発されたらしい。この飲料を飲むと、思いを寄せるあの人に「好き」と言う勇気がもらえるかもしれないとか。思いが相手に伝わるかどうかは別として。物産センターのホームページには「ごめんなさいの言葉もすんなり」とあるし。

 せっかく飲んだので、はっきり言うぞ。思っていることがあるのだ。「・・・」。言うぞ。「・・・」。やっぱり言えない。イエソーダが足りない。あと千本ぐらいは必要かも。でも言えないこと、言わない方が良いことはたくさんあるよね。悲しいけれど。(桃)