繊維ニュース 編集部ブログ
2020
16
Dec
ワークウエアを“再生”
【中国・四国支社】備後地域で、サステイナビリティーを見据えたプロジェクト(PJ)が始まっている。PJ名は「REKROW」(リクロー)。地域活性化事業を行うディスカバーリンクせとうち(広島県福山市)が立ち上げたもので、廃棄されることが一般的な使用済ユニフォームを再利用し、新たな製品としてよみがえらせる。
リクローは、WORKER(ワーカー)を逆読みした造語で、ワーカーが着古したウエアを再生し循環させるという思いを込めている。同社が備後産地を中心にワークウエアを供給。その後、役目を終えたワークウエアを供給先から回収し、新しい製品へ再生していくという。
第1弾として、常石造船(福山市)が17年に刷新した、デニム製造のカイハラ(同)のデニムを使ったユニフォーム約1800着を回収し、新たな製品に再生。来秋をめどに、雑貨や衣料品などオリジナル商品を開発するほか、回収したユニフォームを使って製造した生地の販売も見据える。今後の取り組みに注目したい。(秋)