繊維ニュース 編集部ブログ
2025
05
Dec
東京宝塚劇場に新たな緞帳
【大阪本社】宝塚歌劇の東京宝塚劇場(東京都千代田区)の緞帳(どんちょう)がこのほど新しくなった(写真)。緞帳のタイトルは「THE NATURE OF TIME」で、森羅万象とともに、移ろい動いていく時の流れと、絶え間なく流れる時の中での一瞬の輝きをイメージ。西陣本綴錦織(にしじんほんつづれにしきおり)の製法で、200色以上の織り糸を使った繊細なグラデーションで表現した。制作は阪急建装(大阪市北区)、製作はSUMINOEと、子会社の丹後テクスタイル(京都府京丹後市)。丹後テクスタイルは、SUMINOEの祖業である手織り緞通(だんつう)の技術を受け継ぎ、多様な緞通・緞帳作りに対応できる希少なメーカーになっている。歌劇とともに緞帳にも要注目だ。
(長)