繊維ニュース 編集部ブログ

2018 12 Jun

若い世代、育てたい

【東京本社】小さな男の子の夢の一つに「消防士さん」がある。消防車で火災現場へ駆け付け、救助や消火活動にあたる消防士は子供たちのヒーローだ。消防士のほかにも各市町村には地域の防災活動を担う消防団員がいる。

 先日、東京ビッグサイトで開かれた消防関連機器の展示会で、子供用の消防活動服を見つけた。ユニフォームメーカーの辰野(大阪市中央区)が製造している。少年少女で作る全国の防災組織「少年消防クラブ」用のユニフォームで、ウエアにあこがれてクラブに入る子供もいるという。

 地方の人口減少と高齢化が進み、全国で消防団員の数は減っている。展示会場には消防車を見に、多くの子供たちが来場していた。まずはユニフォームに興味を持ってもらい、若い世代を育てたい。メーカーとしての思いが伝わってきた。(國)