繊維ニュース 編集部ブログ
2022
07
Oct
播州織のふんどし
【大阪本社】兵庫県西脇市を中心とする先染め織物の生産地、播州では近年、工場による製品ブランドの開発が盛んだ。2020年以降は生地の需要が大きく減ったせいか、開発はさらに熱気を帯びている。先月、ドビー織工場の細田義昭織布(多可町)が播州織のふんどしを作った。目を楽しませる織柄が先染め織物の魅力だから、露出しないインナーはレアな存在だ。薄地の綿素材で肌触りが良く、ゴムによる締め付けがないため、むくみの解消や健康増進の効果が期待できるそう。何がはやるか全く読めない時代。古くて新しい日本ならではの下着もやり方次第だ。筆者としては肌着の上もほしい…。そうすれば「今日は全身播州織です」と言えるのだが。(学)