繊維ニュース 編集部ブログ

2019 25 Oct

伝統芸能に触れる

 【中国・四国支社】先日、岡山県井原市のデニムメーカー、日本綿布の創立100周年記念式典に参加した。祝賀会の中では岡山県の備中地方を中心に古くから行われてきた神楽の一種「備中神楽」が催され、個人的には久しぶりに鑑賞した。

 筆者の祖父母宅の近くの神社では毎年秋になるとこの備中神楽が催されており、中学生の頃までは毎年のように見に行っていた。太鼓のリズムや独特の節回し、ヤマタノオロチの登場など、子供心ながらわくわくしながら見ていたのを思い出す。神楽は夜更けまで催されるため、その日だけは夜更かしをしても良いという一年でも特別な日だった。

 ここ何年かはめっきり足が遠のいてしまっていたが、今回この神楽を鑑賞したことで、久しぶりに行ってみようかなという気持ちになった。(秋)