繊維ニュース 編集部ブログ

2020 11 Jun

マスクも制服に!

 

【中国・四国支社】全国で保育・教育施設を運営するポピンズ(東京都渋谷区)は、オリジナルマスクを“制服化”した。おそらくマスクを制服にしたのはこれが初めてではないだろうか。制服をリサイクルし、バラ柄のシャツや若草色のエプロンと同じ生地でマスクを作製。320カ所ある施設の職員が着用する。

 ポピンズナーサリースクール長原(東京都大田区)の施設長やスタッフが制服の整理をしていたところ、着用していた制服などが多くあり、何か有効に使うことはできないかと考え、スタッフが制服を再利用してマスクを作ったのがきっかけという。

 生地は、シミや洗濯あせなどで使用できなくなった制服を再利用。中にガーゼを入れ、立体型で呼吸もしやすい。

 マスクについては今後もサステイナビリティー(持続可能性)の観点から、できる限り制服のリサイクルで対応し業者を通して作製する。

 「新しい日常となり、子供たちが交流の中で飛沫(ひまつ)感染を恐れすぎないよう、安心して過ごしてもらいたい」との思いから幼児用マスクも同園に通う幼児を対象に販売予定。衛生面から新しく生地を調達し作製する。(佑)