繊維ニュース 編集部ブログ

2018 05 Oct

“目立つ”は正義

 【東京本社】「あ、ナナちゃんが反射材着けてる!」――。先日、久しぶりに訪れた名古屋駅から移動中に遭遇した名鉄百貨店の名物キャラクター。約6㍍の長身でただでさえインパクト大だが、「反射材つけて、目立ってなんぼ」というスローガン入りのタスキがさらに強烈だった。

 愛知県は9月から12月まで高齢者の交通事故防止のため広報啓発活動を展開中。「反射材着用促進セレモニー」の一環で、ナナちゃんは地域の交通安全に協力しているとのこと。

 東京都や首都圏でもこの手の一般向けイベントは行われるのだが、アピール力はいまひとつの感。反射材の輝度や着用率などを順序よく説明しても耳目を引きにくい。その点で愛知県のセンスはなかなか。反射材はどれくらい役に立つのか、まずは目立ってから考えればいい。(周)