繊維ニュース 編集部ブログ

2023 09 Mar

香港デベロッパーのルーツは繊維

 【上海支局】香港で取材の合間を縫い、2019年に荃湾駅側でオープンした商業施設「ザ ミルズ」(南豊紗廠)に行った。南豊紡織の旧綿紡績工場をリノベーションした施設で、アパレル店やカフェ、レストラン、工場の歴史を紹介する博物館、繊維のアートスペースなどがある。若いカップルや家族連れでにぎわっている。南豊グループは、香港を代表するデベロッパーだ。中国本土では、上海・虹橋エリアの複合施設「虹橋南豊城」の開発で知られる。香港の多くのデベロッパーは、1949年以前に本土から移転してきた紡績や染色工場がルーツだ。(祐)