繊維ニュース 編集部ブログ
2018
27
Nov
異能の人材を結集しよう
【大阪本社】2025年の国際博覧会(万博)開催地が大阪に決まった。万博開催の是非についてはさまざまな意見があるが、やはり大阪人としては素直にうれしい。特に1970年の大阪万博を実体験していない世代(記者もその一人)からすれば、これからいったい何が起こるのかというワクワク感さえある。
2025年の大阪万博が、1970年と同じように成功するためには、やはり異能の人材を結集する必要があるだろう。思えば1970年の大阪万博は、総合プロデューサーが岡本太郎。総合設計は丹下健三であり、その下に黒川紀章や菊竹清訓がいた。テーマ館サブプロデューサーには小松左京の名前もある。
事務方を見ても日本万国博覧会協会の会長理事は“財界総理”と言われた石坂泰三であり、事務総長理事は新井真一(経産省繊維局長、のち大阪繊維取引所理事長)と鈴木俊一(のち東京都知事)。
どう考えても協調性があるとは思えない個性的な人材が集められ、それこそ危険な化学反応を起こして“爆発”させた“お祭り”が1970年の大阪万博だったと言えそうだ。
現在にも異能の人材が何人もいる。そういった人材を結集して、チャレンジすることが2025年の大阪万博の成功には必要だと思う。そういう思いっきりの良さこそ、大阪らしいとも思うからだ。(宇)