繊維ニュース 編集部ブログ
2018
26
Dec
体形
【東京本社】3Dスキャンによるボディー採寸を体験した。これは日鉄住金物産の展示会で披露されていたもので、勧められるがままに所定の位置へ。わずか数秒でボディーをスキャン。さらに数十秒のレンダリングの後、スキャンされた自分の3Dオブジェクトがモニターに映し出された。勝手にマネキンのようなスラっとしたレンダリング画像をイメージしていたのだが、そこに映し出されたのは頭が大きく、ずんぐりむっくりで短足の中年体形男性の3Dオブジェクトであった。
もちろん、当たり前である。体形を勝手に自動補正していてはボディー採寸の意味がない。残念ながらこの体形こそが現実であることを、思わぬところで突き付けられた次第である。
さて、今年もあとわずか。現在、最短1週間で高品質なオーダーメードスーツが製作できる「カシヤマ ザ・スマートテーラー」が好調だ。ワールドはオーダーからファッションレンタル、保管サービスまでワンストップで提供する「アンビルト タケオキクチ」をスタートさせた。
自動採寸や、スマート工場、間をつなぐIoTにEコマース。新しいB2Cファッションビジネスのうねりに注目が集まる。来年はさらに面白くなりそうだ。(東)