繊維ニュース 編集部ブログ

2024 12 Sep

ジーンズ業界は幸せ

 【大阪本社】11日、大阪でジーンズソムリエ資格認定試験に挑戦した。取材で訪れている先染め織物産地の播州は厳しい商況が続いているのに、同じ先染め織物でありながらデニムに活気があるのは、なぜだろうと感じたことがきっかけだ。会場の一つ、大阪科学技術センターの中・小ホールは受験者でほぼ満席、100人弱だったろうか。その大半は20~40代と見受けられた。面接があるわけでもないのに、ほとんどの人がデニム製品を身に着けている。私は播州製のデニムシャツだったが。まるで入試のような張り詰めた空気を久々に味わった。試験を終えて、デニム業界がなぜ元気なのか、厳しいながらも何か先に明るさや楽観的な空気を感じるのか、今は分かる気がする。デニムが好きな若い人がたくさんいるのだ。この業界にとって、とても幸せなことだと思う。 (学)