【大阪本社】大阪・泉州タオル産地での移動中、通りかかった街角で里井圓治郎氏の胸像（写真）に出会った。言うまでもなく、国内タオル製造の祖と言われる人物だ。その名前は、さまざまな場面で聞くものの、こんな近くにこのような胸像があったとは全く知らなかった。台座に刻まれた文章によると昭和41（1966）年に大阪タオル工業組合によって建立されたようだ。このような彫像は公園や公民館、駅前などに置かれているという先入観があったが、里井氏の胸像は市街地に自然に存在しており、暮らしの中に静かにたたずむその姿は、タオルのイメージを思わせなくもない。（酒）