繊維ニュース 編集部ブログ

2020 11 Aug

MVから福山のデニムをPR

 

【中国・四国支社】デニム製造の篠原テキスタイル(広島県福山市)が地元ミュージシャンのミュージックビデオ(MV)用に、同社のデニムを使った衣類を提供するということで取材をした。

 提供先のアーティストは、福山市を拠点に全国で活動する邦ロックバンド「クレイジーウォッカトニック」のボーカルである池上優人さんのソロプロジェクト、「キロノヴァ」。第1弾シングル曲「サマーレンダ」のMVを作るに当たり、「福山の魅力を発信できるようなものにしたい」(池上さん)との思いを持つ中で同社と出会ったという。

 同曲はヒップホップの要素も入った、夏に似合いそうな爽やかなテイストが特徴。MV内では池上さんらが、同社が提供したデニムのオーバーオールやキャップを着こなしており、クレジットでは福山デニムをアピールしている。産地の工場がミュージシャンに衣類を提供するという試みは面白い。

 今回、通常の取材対象である繊維関係者ではなく、バンドマンを取材したが新鮮だった。個人的に音楽が好きなので、楽曲制作や歌詞に込められた思い、バックグラウンドなどを聞いてみたかったが、「繊維ニュース」の趣旨からは大きく外れるのでぐっと耐えた。(秋)