繊維ニュース 編集部ブログ
2018
28
Mar
何に使えばいいのか
【東京本社】先週開催された「アマゾン ファッション・ウィーク 東京 2018秋冬」では、渋谷ヒカリエ(東京都渋谷区)会場でVR(バーチャルリアリティー)の体験コーナーが設けられていた。
「英国ウィメンズファッションVR展覧会」では、駐日英国大使公邸で開かれた「英国ウィメンズファッション展覧会」の模様をVRで再現した。
CADネットワークサービスは、VRを使って丹後ちりめんの工場を紹介していた。世界最高レベルの解像度を誇る「インスタ360プロ」と、高精細な有機ELを搭載した日本未発売の「オデッセイ」によりスーパーリアルな世界を紹介するため。
実際にVR体験すると、機場の作業風景が目の前にあり、糸の一本一本まではっきりと見える。織機の音も臨場感がある。「VRは技術的にはほぼ完成しているが、それを何に使うかがまだ明確ではない。今回の出展はデザイナーの方に体験していただき、何かヒントを得るため」(CADネットワークサービス)と語っていた。(康)