繊維ニュース 編集部ブログ
2025
19
Nov
日本のシワ加工
【大阪本社】依然、服地界隈でシワ加工が人気だ(写真は宇仁繊維)。古くからあるワッシャー加工や楊柳の「高島ちぢみ」に始まり、大長(滋賀県東近江市)の「近江晒」、日本形染(浜松市)の「ミラクルウェーブ」、小松マテーレのSY加工(ビンテージ繊意)などがここ数年、国内外でヒットを続けている。「たかがシワ加工」「どれも変わらないのでは」などと思ってはいけない。特に近江晒やミラクルウェーブ、SY加工などは生地商社などを通じて海外ブランドからリピート注文が絶えず入っており、その理由は「日本でしか出せない風合い」だと言う。単純に見える商品でこそ発揮される日本の技術力。昨今の「日本のシワ加工ブーム」にはそんなことを感じさせる。(武)