繊維ニュース 編集部ブログ
2023
08
Sep
しまなみが舞台
【大阪本社】今治タオル産地を取材中、2023年の本屋大賞受賞作「汝、星のごとく」(凪良ゆう著)が同地を含むしまなみエリアを舞台としていることを教えてもらった。盆休み中にハードカバーを購入し、このほど読み終えた。夏の読書感想文的に表現すれば、「島と今治と都会(東京)がいろいろな距離感を表す舞台装置として効果的に用いられている」といった感じだ。本屋大賞と言えば14年に受賞した「村上海賊の娘」も時代背景が大きく違うが同地を舞台とした作品。しまなみには、作家の創作意欲と読者の感性を刺激する何かがあるのかもしれない。(酒)