繊維ニュース 編集部ブログ
2022
01
Nov
進む「消費降級」
【上海支局】上海では、景気減速で庶民の財布のひもが固くなり、「消費降級」(消費のダウングレード)が進んでいる。新型コロナウイルスによる都市封鎖後、近所の商店街ではシャッターを下ろす店が目立っていたが、最近空き店舗に新たにオープンする店が増えている。賞味期限間近の輸入食品店など、低価格を売りにする店が多い。人気の業態、ティードリンク・チェーン店は、従来の半額でミルクティーを売る「蜜雪氷城」(ミーシュエ・ビンツアン)に行列ができている一方、消費のアップグレードを象徴する存在だった「喜茶」(ヘイティー)は元気がない。(祐)