繊維ニュース 編集部ブログ
2022
30
Mar
日本の重要度高まる
【大阪本社】ユニチカトレーディング(UTC)とメーカーズシャツ鎌倉が豪州綿を使った「プレミアム・ピュアホワイトシャツ」を共同開発した。興味深いのが豪州政府と豪州綿花団体の意気込み。発表会見にはUTCの細田雅弘社長、メーカーズシャツ鎌倉の貞末奈名子社長と並んで在大阪豪州総領事館のトレバー・ホロウェイ総領事(写真左)が出席し、コットンオーストラリアのアダム・ケイCEOもオンライン参加した。背景には豪州綿の輸出環境の変化がある。長らく豪州綿の最大輸出先は中国だった。ところが近年、豪中関係の悪化で中国が豪州綿の輸入を制限している。中国と先進諸国の対立が深まれば、相対的に日本の重要度が高まると指摘する経済アナリストもいるが、どうやら綿花にも当てはまりそうだ。(宇)