繊維ニュース 編集部ブログ
2020
03
Apr
大文字山に登って、柄にもなく感傷的に
【大阪本社】祇園祭と並ぶ京都の夏の風物詩、五山の送り火。その五山の中で唯一、火床があるところまで登山できる場所があるのをご存知だろうか。
送り火の最初に点火される大文字山だ。その大文字山を先日、久しぶりに登ってみた。哲学の道近くの駐車場に車を止め、銀閣寺参道近くから登山道に入る。新型コロナウイルスの影響で、哲学の道や銀閣寺参道は休日にもかかわらず、人手は少なかったが、登山道はいつもと変わらない様子。
と周りを見ていられたのは最初だけ。標高わずか472㍍。40分あれば火床まで着くが、毎回上りはへとへと。持久力のなさを実感する。
それでも火床に着くと、京都市内が一望でき、それまでの疲労感は吹っ飛び、何ともすがすがしい気分になるから不思議だ。昨今の沈んだ世の中から早く光が差し込んでくれないだろうか。雲間から差し込む太陽の光を山頂で見ながら少し感傷的にもなった。柄じゃないが…(貴)