繊維ニュース 編集部ブログ
2025
30
Sep
晩秋蚕の季節
【東京本社】先日取材に訪れた群馬県の企業は、10年前に子会社を立ち上げて養蚕事業をスタートした。餌となる桑も約6反の畑で自ら栽培している。肥料の散布や雑草の刈り取り、枝の剪定(せんてい)など、細かい作業も多く、管理はかなり大変だと聞いた。蚕の飼育は、5月ごろに始まる春蚕(はるご)のほか、9月ごろから行われる晩秋蚕(ばんしゅうさん)などがある。晩秋蚕は9月下旬から10月が繭の収穫時期となり、「これから慌ただしくなる」という。毎年約500㌔の繭を収穫し、糸は自社製品などに活用する。今秋の出来栄えはどうか。(桃)