【中国・四国支社】倉敷市児島産業振興センター(岡山県倉敷市)に足袋を縫うためのミシンが展示されている。説明書によると、足袋の国内生産量は、「力王」などのメーカーがある埼玉県行田市や「阿波踊り」で祭用足袋の消費地に近い徳島県鳴門市に続いて倉敷市が第3位。「雲斎織」という綾織りの丈夫な木綿の布で作った足袋の生産が盛んだったそうだ。玉島や船穂町では、現在でも5軒ほどの足袋製造業者が伝統の技術を継承する。足袋の製造はその後、地下足袋の生産に転換していき「丸五」などのメーカーが生まれた。(徹)