【東京本社】新型コロナウイルス禍以降、さすがに見掛けなくなった公道を走るカートの列。10月の訪日外国人数が昨年同時期のほぼ100分の1となる2万7400人ともなれば無理もないだろう。それでも数千人台に落ち込んだ4～8月のころに比べれば大分回復してきてはいる。

　国別では、10月にベトナムが中国を抜いてもっとも多くなった。最近、観光スポットなどでちらほらと姿を見掛ける東南アジアからとおぼしき人たちはおそらくそうなのだろう。観光だけの目的かは定かでないが、コロナ対策の優等生といわれた国の余裕かもしれない。一方で“第3波”によって国内滞在中の技能実習生や留学生が受ける影響も心配だ。（日）