繊維ニュース 編集部ブログ

2020 26 Nov

エコポケット

 

【東京本社】買い物の際、エコバッグを持っていくのを忘れることが多い。というか、ほぼ忘れる。「レジ袋はどうしますか」と聞かれる前に気が付く時もあれば、言われて「あっ」と思う時もある。どちらにしても数円支払う。ちりも積もればと言うが、「まあしょうがないか」と思う。

 シャツメーカー、フレックスジャパン(長野県千曲市)がこのほど開催した21春夏向けの展示会に“おかしな”シャツが飾ってあった。やたらと大きなポケットがあり、何やら膨らんでいる。気になって見てみるとポケットの中には500㍉のペットボトル、ポテトチップス、チョコレート、雑誌などが入っていた。

 同社の企画担当者に話を聞くと、エコバッグの代わりに使えるように作ったシャツとのこと。購入した物を入れる前提でわざわざ大きなポケットをあしらっており、これならばエコバッグを忘れてもレジ袋代を払う必要がない。

 いろいろなアイデアがあるものだと感心したので、「レジ袋はごみ袋にちょうどいいから実は重宝する」と言うのはやめておいた。同時に「ポーンとたたけば(ビスケットが)増える」ようなポケットなら良かったのにと考えた自分を少し恥じた。(桃)