繊維ニュース 編集部ブログ

2018 02 Mar

足袋履いて走ろう

 【東京本社】ランニングシューズ仕様の足袋。「陸王」で全国的に有名になった履物である。最新機能満載の靴があまたある中、なにゆえ足袋で走るのか。

 「ベアフットシューズ」というカテゴリーがある。

クッションやグリップのない、裸足に近い状態で走ることで、人体が本来備えているべき筋力やバランス感覚をよみがえらせる、のだそうだ。

 「だそうだ」と他人事のように書いたのは、ジム用に買って1年以上履いたのだが、特段の変化を自覚できなかっため。足を痛める人が続出し、ブームはすぐ去った。

 強いてメリットを挙げると、偏平足ぎみだった足裏に、土踏まずが復活した。薄いので、仕事用のバッグに入れてもかさばらない。なにより、普通のジョギングシューズは1年も履くとクッション性がなくなるが、元々ないから長く履ける。

 速くも長くも走れないけど、いつも傍にいて足元をしっかり支えてくれる。結構いいじゃん、ランニング足袋。(周)