繊維ニュース 編集部ブログ
2019
12
Nov
再生ペットボトル由来のファッション
【大阪本社】初秋に心斎橋筋を歩いていたところ、見掛けたショーウインドー(写真)。H&Mのもので、立札には“使用済みペットボトルから再生したファッション”と書かれてある。再生ペットボトル由来の商品を表に出すとは挑戦的な試み。
欧州と同様、日本でも環境問題を前面に打ち出した衣料が売れるとの考えからだろう。環境保全分野では欧州でも先を行くとされるスウェーデン企業ならではの発想と感じた。その真向いにはユニクロがあるが、その店舗のショーウインドーはカシミヤのニット製品をアピールしていた。
2週間後、同じ所を通ってみると、このウインドーは全く違うものに変わっていた。ユニクロのカシミヤとH&Mの再生ペットボトル由来のファッション、果たしてどちらがたくさん売れたのだろう。知りたいところ。数字を比べてみれば、消費者のファッションでの環境への関心度を測る指標になるだろう。(学)