繊維ニュース 編集部ブログ

2018 28 Jun

EFウエアの本格シーズン到来

 【中国・四国支社】6月に入り、電動ファン(EF)付きウエアの販売がいよいよ本格化している。街中でも普通に着用している作業者を見掛けることが増えてきた。既に6月後半から気温が30℃を超える地域も見られ、販売で熱を帯びてくる。

 ショップではEFウエアのコーナーを広く取り、消費者の購買意欲をかきたてる。たまゆらの中振本店(大阪府枚方市)は、4月初旬から各店舗でサンエス(広島県福山市)のEFウエア「空調風神服」を中心に店頭に並べている。空調風神服のデバイス(ファン、バッテリー)を活用できる「ディッキーズ」「カンサイユニフォーム」などのウエアもそろえ選択肢の幅が広い。店頭にサンプルも置き、来店者が気軽に着用し、EFウエアの機能体感もできる。

 実際、着用するとユーザーのほとんどが「手放せなくなる」というのもうなずける。熱中症対策として企業納入での採用も増えているという。

 一方でライオン屋の国道店(兵庫県尼崎市、写真下)は、メーカー各社が販売するEFウエアを一通りそろえる。ちょうど店頭を取材している時に、作業服を着用した顧客が店員に対し、各社のバッテリー性能について細かく聞いていた。

 メーカーによれば一部の商品によっては早くも欠品が発生。今年は猛暑が予想され、まだまだ市場が広がる可能性が高い。(佑)