繊維ニュース 編集部ブログ

2024 06 Feb

被災地の道路

 【大阪本社】1月下旬、能登半島地震の被害が大きかった石川県かほく市の南部と内灘町を訪れた。その日はレンタカーが取れず、最寄り駅からタクシーで移動したが、運転手さんはまだ通行止めの道が結構あると話していた。最初に訪問した企業から次の訪問先までは近かったので歩いた。道路の隆起、亀裂はその日の大雪で隠れていたが、足の裏に地面の傾きを感じ、つまずくこともしばしば。周りを見ると危険を示す赤い紙や注意を促す黄色い紙を貼ってある建屋が多くある。昨年は車で何度となく通ったところだが、震災の爪痕を見てその日の空を覆う雪雲のように気持ちが沈む。1日も早く元の姿に戻ることを願う。(星)