繊維ニュース 編集部ブログ

2019 09 Jan

訪日外国人数 3千万人突破

 【東京本社】日本政府観光局の推計によると、2018年は訪日外国人数が3千万人を超える節目の年となった。同年9月は台風や地震など自然災害が影響し、旅行控えムードから前年同月を下回った。しかし、2020年の4千万人の目標に向けて復調している。

 百貨店を含め、今やインバウンド需要は小売業に欠かせない。今年は25日から冬として初めての「プレミアムウィンターバザール」が全国の百貨店で開かれる。6月には大阪で日本が議長国となる「G20サミット首脳会議」、9月には「ラグビーワールドカップ2019日本大会」が開幕する。海外から多くの旅行者が集まる。

 その一方で、10月には10%への消費増税が待ち構えている。節約志向が強まりそうだ。それだけに訪日外国人の存在が、小売市場のプラス要因として一層脚光を浴びそうだ。(康)