繊維ニュース 編集部ブログ

2021 30 Sep

座禅なら…

 【中国・四国支社】家族の健康の悩みがあり、図書館の仏教の本を読んだ。当時の信徒は、糞塵(ふんじん)の中に捨てられた布をつぎはぎした糞掃衣(ふんぞうえ)というけさを着て修行していたとか。粗末な衣服をまとい欲や執着から自由になるというのだが、そもそも、お釈迦(しゃか)様も苦難から逃れるところからスタートしている。王子としての豊かな生活も、生老病死の前では無意味と思うようになり出家。絶食など多くの苦行をするも衰弱しては悟れないと感じ、一度心身を回復、ついに厳しい座禅でこつ然と真理を体得したとか。糞掃衣などは現代に取り入れ難いが、座禅なら。マインドフルネスで心の隙間を埋めよう。自粛生活にも合う。

(小)