繊維ニュース 編集部ブログ
2020
15
Dec
羽毛ふとんの当たり年?
【大阪本社】「今年は、羽毛ふとんの当たり年かもしれない」。寝具業界を取材している中でそんな声を聞いた。
気温の冷え込みで、今年の10月に羽毛ふとんが一気に動いた。新型コロナウイルス禍による市況低迷を踏まえて計画数を例年の7、8割程度に抑えていたこともあるが、見込んでいた以上に売れたことで、追加生産が集中した国内の生産にはタイト感が続いた。10、11月に残業して対応した羽毛ふとん工場もある。20年の羽毛ふとんの全体の数量は増えていないようだが、久しぶりに活況を呈した。
新型コロナ禍での先行きの不透明さから、消費者の財布のひもは固くなりがち。小職もそうだが、寒さには勝てない。12月中旬に寒波が到来し、冬物がさらに売れるかもしれない。(長)